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2009年 01月 27日

伊弉諾尊・伊弉册尊の祀られる山へ(その2)

こないだ(その1)を書いてからずいぶん時間が経ってしまいました。
実はカゼっぴきでした。
いつもは熱出ない風邪体質なのに39℃くらい出たと思います。
キツかったわー。皆様御自愛ください。


さて、三峯神社の続きですが、
そうそうお祓いを受けるところでしたよね。

お祓いなんて生まれて始めてのことですから勝手が分からず、
に社務所の受付の方に聞きまくってしまいました。

まずは受付で申し込み用紙に住所と名前を記載。
その後、受付の方にお祓いの内容をまるで病院の問診のようなカンジで、
「本日はどのような内容で・・・?」
と聞かれるわけですよ。

受付には「お祓いメニュー」的なシートが置いてあって、
「夫婦円満、商売繁盛」とか・・・。多分50種類はあったと思います。
いろいろメニューありすぎで悩んだんだけど、
私は「厄払い」「家内安全」に決定!

なかなか項目を決められなかったんだけど、
おウチの中がハッピーになって欲しかったんです。どうしても・・・。
通常、「家内安全」って言うのは家主のメニューらしいんだけど、
今住んでいるの家は私名義なんで良しとしました。


早速お祓いを受けるんですが、拝殿へ。
(メインの建物は拝殿の奥に「本殿」として別にあるそう)

その前に、水場があって「ここで手と口を清めてください」とあるので、
手を洗い、口をゆすぐ。神前でのマナー。

柄杓が置いてあったんだけど、標高1000メートル超えの気温のせいで
柄伝い水が流れるように氷が張り付いている。
こういうの寒さ、久しぶりに見ました。

宮司さんが拝殿へ促してくれて、中へ。
煌びやかな装飾のあるこの三峯神社拝殿は内部の装飾も
朱をメインカラーに極彩色に彩られている。

コレは拝殿ではなくてその前にあるデカイ鳥居。
拝殿もこんな雰囲気なんだけど、撮った写真がブレちゃいまして・・・。
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半外(!)の拝殿前通路にあった温度計が「気温-2℃」という
とっても要らない情報をもたらしてくれたこともあって、
拝殿内の空気はなんとも厳かで、容赦なく背筋を伸ばさざるを得ない独特の雰囲気。

「これから皆様のお祓いを申し上げます」
宮司さんのお声とともにお祓いが始まった。

宮司さんの立居振舞は一つ一つに決まりがあるようで、歩くにしてもただ歩いていない。
手の置き方、礼の仕方、全てがいちいち美しい。
正装もキチンと綺麗に本物の着物。
これが伝統に則った日本古来の美なのかもしれない。

本殿内は正面に向かって右に伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と思われる像、
左手に伊弉册尊(いざなみのみこと)があって、
宮司さんは右手の像の前に座りに向かって太鼓をリズムに合わせながら祝詞を挙げ始める。
この祝詞、「古事記」の頃に形成されて今まで受け継がれている言葉なのかと
推測したんだけれど、現代の日本語では聞き取れる箇所がほとんどない。

抑揚のある太鼓のリズムと併せて感覚を澄ませ集中すると、祝詞自体が高貴なものに聞こえてきて、
目を閉じると、とてつもなく大きな何かに包まれていくような気がしていった。

宮司さんが護摩にお祈りをささげ、やがて私たちは玉串を神前に捧げるように言われ、
ずっと正座していたのと、気温-2℃で血の通っていない脚を引きずりながら(笑)
よろよろしながら宮司さんに榊(多分ね)の枝を受け取り、神様の前へ。

「神様のまえでの作法なんて知らないよー!!!」
と思いながらも他にも一緒にお祓いを受けていた方が先に呼ばれたので、
その方のやり方を見よう見真似で榊の枝を神前へお供え。

実はあとで知ったんだけど、この榊の枝の受け取り方も順序があって
右手で枝の元を持ちながら、左手で支えるように受け取るんだって。
しかも、玉串の根元が自分がいる方向に向くように(葉先が神前に向かう)お供えするんだけど、
私、まるで反対に置いてしまいました・・・・。ごめんなさい神様、失礼しました・・・。

でもお祈りの深い気持ちは入れてたよ!
「一発入魂」くらいの気負いでした。(ちょっと違う?)

大体の儀式が終わり、宮司さんの終わりの言葉の中に
「今朝の本山、-8℃まで下がりました」という一言があって、
「帰り道路面凍結するからスリップ気をつけて」というお心使いだったんでしょうけれど、
この具体的な数字がまた余計なような気がしてなりませんでした。
ビビっちゃうじゃないですか!

そんなお話をありがたく頂戴しながら-2℃、(多分総時間30分ほど)の中、
神様や宮司さんに失礼かと思って上着のダウンジャケットを脱いでいたのが
限界に達してしまっていて、自力で震えが止められないの。
でも本殿を出るときになって足がきちんと動いてくれたので、
限界はまだ先にあったのかも知れないです。

帰りにお神酒をいただきました。
漢方ぽいというか、甘草(リコリス)の甘い味のするお酒でした。
それと、こんなお札(護摩)に「厄除け」「家内安全」と書いていただいて受け取って
「ご苦労様でした」
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初めての経験ということもあり
しかも、こんなに歴史のある大きな荘厳な神社でお祓いを受けるということが、
とても新鮮でご利益はありそうな気がした。

普段は無宗教で神様って自然信仰的なものを
ちょこっとだけ感じることくらいしかできないけれど、
大きな何かが存在していて、人はそういった何かに対して信仰がないと
心のバランスを崩してしまうんだと思った。

多分その大きななにかがみんなが言う「神様」なんだと思えた。


で、一緒につれてきたうちの愛犬ちゃんがお祓い中も「わうわう」と何かを訴えていて、
迷惑かなーとずっと思いながら受けてたんですよ。
帰りに社務所の方に「ウチの犬が吠えちゃってすみませんでした」と一言いうと、

「あなたさまの『お犬さま』でしたか」

・・・。
「お犬様!?」
さすが、この神社では神様のお使い・・・。ウチの駄犬も「様」扱いなんですね。
騒がしくしてどうもすみませんでした。

そんなお犬様のもよおしショット↓
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とても険しい山中の聖域の中、
あの寒さとあの凛とした空気はきっと忘れない。

生まれて初めての感覚を味わった、そんな貴重な一日でした。
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by medialuna-sisiutl | 2009-01-27 15:56
2009年 01月 12日

伊弉諾尊・伊弉册尊の祀られる山へ(その1)

三連休の中日に秩父三峯山にある三峰神社へ。
最近は周囲であまりよくないことが多かったのと、
今年前厄なのでお祓いを受けることが目的でした。

自宅から車でおよそ3時間。
途中ダムの上の細い道を通らされたり、先日降った雪が路面に残って凍結していたりで
標高1102メートルの冬山の厳しさはスケールがデカイ!
でもそれだけにこんなステキな景色に出会えたりして・・・。
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日本武尊(やまとたけるのみこと)が京から東国に遣わされ、甲斐国から上野国を経て、
碓氷峠に向われる途中にこの山を登り、この国を生み出した伊弉諾尊(いざなみのみこと)・
伊弉册尊(いざなぎのみこと)を想い、両神を祀ったお社を建立したのが
この三峯神社の始まり。
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日本武尊がこの山を登る際にオオカミが彼を導いたとの話もあるそうで、
「お犬さま」として狛犬と同じ扱いでありがたい生き物のようです。
鳥居のしたに「阿吽」の二対で神社内にすごくたくさんいらっしゃる・・・。

コレは参道の最初でお出迎えしてくれた鳥居。
両サイドに小さな鳥居が付いててなんだかグレードアップしてるカンジ。
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本殿へ向かう途中に参道には大山倍達が三峯山で修行を行っていたらしく記念碑も。
以前に友達から「空手バカ一代」って貸してもらって読んだことあったっけなぁ・・・。
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そんなこんなで本殿に向かう前にいろんなトラップにハマりながら、
ようやく到着したご祈祷受付。
なんせ、こういったお祓いを生まれて始めて受けようって人間ですので、
どうしたらいいのか全然勝手が分からないのです。

社務所の方に、とりあえず一緒に連れてきたワンのリードをつないでいい場所を聞くと・・・
「ああ、そのあたりの手すりにでもつないでおいてください」

・・・?いいんですか、そんなんで!
神聖な神社だけにワンコは放置しないてください、くらいに言われると思ったけど案外寛大な神社。
さすが「お犬さま」が祭られることだけのことはありますね。(笑)
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by medialuna-sisiutl | 2009-01-12 23:10 | ★雑記
2009年 01月 06日

2009年の抱負 覚書き。

パートナーにそそのかされてながら始めたアクセサリー製作だが、
本気になってしまい続けてきた5年間。

当時は店舗販売用の小学生の手芸に毛が生えたような幼稚なもので、
とてもアーティストの作品と呼べるようなものではなかった。

製作を始めた頃にある人(当時から青山のギャラリーカフェで個展を開けるような人だ)
からこんなことを言われたことがある。
「作品は自分の精神性を表す」と。
この5年間あることがきっかけで自分と対峙せざるをえなくなり
モノを生み出すことについて自己の中に答えを探し始めた。

現在のそれは経過でしかなく、きっとこの人生が終わるまで続くものだと思う。
それに、自分探しのループにハマってしまっているのかも知れないが、
ひとつの現時点で持論はコレだ。

「終わりなき旅の中でその瞬間の最高のものを生み出すことが
自分と周りの人間を幸福にし、
それが未来の自分への軌跡となり、その積み重ねによって必ず旅は成就する」


常に「カッコいい、ステキなアクセサリーを」というスタンスは保ち続けていたが、
やはり精神性の欠如は他のアーティストに比べたら
過去の作品の細かなところにおもむろに出ている

誤解のないように記述しておくけれど、
決して今まで販売してきた作品が手抜きだったわけではないし、
発展途上の自分の作品を手にしていただいた多くの方には感謝してもしきれない

しかし精神性は他人のそれと比較できるものではない
「隣の芝は青く見える」
自分と他人と比べ、自分の欠如している部分を見がちなのが人間だ

「その時点で生み出した最高のもの」
それはそこまでの精神性の足跡であり、己の生き写しなのだ。
それは恥じるものではない、むしろ胸を張るべきものだ
なぜなら他のひとにはない唯一無二のものだから
他人に真似などできようもない

最近になって私の趣向と似たアクセサリーアーティストさんに出会った
「こんなアクセサリー今まで見たことない」と言われ続けたことが自信だったが、
今回は「先にやられているな」といった気持ちになり、足元が揺らぐ思いだった

「パーティー」という同じ土壌にいながら好きなものを作る人間がいれば
おのずと趣向は似てくる

しかし、ただ違うのは作る人間だ
フィルターの形は一人ひとり違う
違ったフィルターから出てきたものは当然違う

例えばところてんを突いたとき、断面がストレートだったり星型だったりするようなものだが、
私はストレートよりも星型でいたい
(星型の天突きなんてみたことないけれど・・・)
まっすぐで食べ安いところてんはツルっと喉を通って「おいしいね」で終わってしまうけれど、
尖った面を持つ星型のところてんなら、尖ったところにタレも絡みやすくなるし
あの食感でも食べる人のどこかに引っかかってくれる気がするから。

私は星型でも断面はどこを切っても同じ、真ん中はいつも同じ形のところてんでいたい
(ちなみにところてんは「心太」と書くらしい。)

「つくりたいものを
 好きなように つくって
 いっしょうけんめいに売る」

雑誌「たまごクラブ」等のキャラクターデザインを手がけるアランジアロンゾの言葉。
まさにコレがアタシもモノづくりの原点だったはずだ
いつの間にかどこかに行ってしまった原点の見直しと自分探しの旅をOKラインまで。
これが2009年の抱負といったところかしら

自分探しの旅もこれからが佳境だけど、答えなんてないし誰にも決められない
でも答えを決めるのは私自身だ
自由に表現していけばいいと思う、誰かののどにひっかかる星型のところてんのように


パートナー、家族、友人、助けてくれている全ての人にありがとう
今年こそは笑顔でハッピーな一年にします
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by medialuna-sisiutl | 2009-01-06 13:42 | ★雑記